zenith: 2005年7月アーカイブ

Comic Baton

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ログブックとラキアよりComic Baton

本棚に入ってる漫画単行本の冊数
150冊程度
小説の方を良く読む。
今面白い漫画
皇国の守護者
同名の原作小説が好きなので。
最後に買った漫画
20世紀少年 (19)
続きが気になる描き方が上手すぎる。「ひみつのしゅうかい」ザラ半紙に驚いたのは自分だけじゃないはず…
よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画
  1. エリア88
    情熱と哀愁を感じさせる独自のセリフ回しに惚れる。
    グエンやマッコイじいさんがいい味している。
  2. AKIRA
    もっとも気に入ってるのは背景の書き込み量。描いててプルプルしなかったのだろうか…
  3. 風の谷のナウシカ
    同名映画の原作。読むとナウシカに対するイメージが少し違ってくる。
  4. 伝染るんです
    元祖二足歩行をするかわうそ漫画。そろそろハワイに行かせてあげて。
  5. BLAME!
    この作者に島根の計画都市をデザインさせたい。

バトン>渡ってないのはサキさんぐらいかな?

スペースシャトル

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ufo.jpg

スペースシャトルの打ち上げを見た。ビルのようなロケットが空に向かって昇っていく姿は、人間ってのは本当にすごい!と実感する物だった。 2000トンの重量のうち、約95%がオービタを宇宙へ持ち上げる為に使用される。これだけの推進剤をわずか10分弱で消費するのだから、リポーターが言う「衝撃で地面が揺れている」という表現も大げさではないのだろう。

この1回の打ち上げに掛かる費用は500億円とも700億円とも言われている。高度100万キロに辿り着く費用を仮に500億円として考えると、1メートル上昇する為の費用は50円。対してロケット花火は100円程度の上等な物で10メートル上昇する。メートル単位の費用は10円だ。ロケット花火x5=スペースシャトル。そう考えると、親近感が湧いてくる。

生きているうちに宇宙旅行が出来るよう、みなさんには頑張って欲しい。

とうもろこし

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町内の夏祭りに参加した。

子供の頃は青いケミカルなカキ氷と焼きイカを買って、屋台の裏で食べるのが自分達の中で"通"とされていた。そこでは発動機がうなっており、雑多な騒音が融けだした闇が、大人の気分を少しだけ味見させてくれた。新聞の一面がTV欄ではないと知った時のように。

今年はとうもろこしを買って帰った。コーンを一粒づつ取って食べる癖はなかなか抜けない。途中で面倒になって、がぶーっと食べるんだけどね。食べ終わった芯に残された跡を見る。コーンがキレイに抜けた前半分と、ぐちゃぐちゃになった後ろ半分。この後ろ半分こそ、誘惑に負けてしまった自分に思えてしまう。とうもろこしの芯は心を映し出す鏡のようだ。

茹でたとうもろこしは、冷めてしまうと糖度が落ちるそうな。おいしく食べようと思ったら豪快にくらいつく方が良い。どうしても残ってしまったときは、牛乳とコンソメを混ぜてコーンポタージュにする手もあり。最近はダイドードリンコのコンポタ缶見ないなぁ…。

Ajax なチャット

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Ajax の習作、RO風のチャット。
ajaxchat.png

サンプルは こちら。ソースコードは こちら
自由に使いねい。エラーが出たら教えてくれい。
動作確認 (Win32) Internet Explorer 5.5/6.0 Netscape 7.1 Firefox 1.0.4 Opera 8.01

従来のチャットと何が違うのか?
画面偏移がない
湖に浮かぶ白鳥が泳ぐように、見えない場所でがんばるのが Ajax の役目。

Ajax はクライアントとサーバーの関係を変える物ではない?
クライアントの要求を細かく処理していく。待たせない。

なんとなくかっこいい?
空賊連合よりはかっこいい。豚も言っている。

将来性は?
タダで作れるところがポイント。お金があるなら Flash 等のリッチクライアントを使用すべし。

XMLHttpRequest

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Ajax に必要不可欠な XMLHttpRequest の得方を調べた。
前者はラッパー関数を用いてインスタンスを取得する方法。
後者は window.XMLHttpRequest コンストラクタを自分で定義してしまう方法。面白いやり方だなぁ…

/**
 * XMLHttpRequest オブジェクトを作成する
 *
 * @return	XMLHttpRequest
 **/
function createXMLHttpRequest()
{
	var request = null;
	
	if (window.XMLHttpRequest)
	{
		try
		{
			request = new XMLHttpRequest();
		}
		catch (e)
		{
		}
	}
	else if (window.ActiveXObject)
	{
	    var names = new Array(
				'Msxml2.XMLHTTP.5.0',
				'Msxml2.XMLHTTP.4.0',
				'Msxml2.XMLHTTP.3.0',
				'Msxml2.XMLHTTP',
				'Microsoft.XMLHTTP'
			);
		
		for (var i = 0, iMax = names.length; i < iMax; i++)
		{
			try
			{
				request = new ActiveXObject(names[i]);
				break;
			}
			catch (e)
			{
			}
		}
	}

return request;
}

var request = createXMLHttpRequest();

/**
 * window.XMLHttpRequest コンストラクタ オブジェクトを定義する
 *
 * @return	XMLHttpRequest
 **/
if (!window.XMLHttpRequest && window.ActiveXObject)
{
	function window.XMLHttpRequest = function ()
	{
		var names = new Array(
				'Msxml2.XMLHTTP.5.0',
				'Msxml2.XMLHTTP.4.0',
				'Msxml2.XMLHTTP.3.0',
				'Msxml2.XMLHTTP',
				'Microsoft.XMLHTTP'
			);
		
		for (var i = 0, iMax = names.length; i < iMax; i++)
		{
			try
			{
				request = new ActiveXObject(names[i]);
				break;
			}
			catch (e)
			{
			}
		}
		
		return request;
	}
}

request = new XMLHttpRequest();

Unicode

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PHP でソースのエンコード方式に Unicode を指定する時は、BOM(Byte Order Mark) の存在に気をつけなくてはならない。

BOM は文字通り、バイトオーダーを示す物。姓名で苗字が先に来る東洋式と名前が先に来る西洋式の姓名があるように、バイトの並び順も一つではない。これを判定するのが BOM の役目だ。またもう一つの役目に、文章のエンコード方式を自動判定する際の目安になるというのがある。

前者の役目は非常に重要だが、後者のみを目的とした利用については時として弊害をもたらす。アプリケーションが BOM に対応していないと、BOM も文章の一部として扱われゴミとなってしまう。自動判定についても、HTML や XML 等の文章で利用したい場合はファイル形式固有のエンコード方式明示を利用したり、HTTP レスポンス ヘッダで Unicode であると示すなり、色々方法がある。BOM に頼るのは最後にしたい。

ござ

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ベッド用のござを購入した。とは言っても、ただ単にベッドの下敷きに合う大きさのござなのだが、通気性の良さと井草の香りのおかげで寝心地は抜群。夏の暑さも全然気にならないわボブ、と言うと嘘になるが、かなりましになる。

一つ難点をあげるとすると、顔に畳目模様が付いてしまう事か。だがこの畳目こそ、通気性を保つ重要なファクターであると考えると、むげに叱る事もできない。彼だって好きで縞縞模様になってる訳じゃあない。

形の成り立ちには必ず理由があるはずだ。ドングリは丸い形をしている。これは親元の木から遠くへ転がるように出来ている。お池にはまる為でもなく、ドジョウと仲良く遊ぶ為でもないのだ。

document.styleSheets

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ページ内でスタイルシートを動的に変更する。こんな話題があったので調べてみた。

LINK 要素で取り込まれた CSS は、document オブジェクトの styleSheets オブジェクトでアクセスする事が出来る。ただし Opera については該当するオブジェクトがない(?)。

たとえば現在読み込まれている CSS ファイルを知るには、以下のように書く。

var styleSheets = document.styleSheets;

for (var i = 0, iMax = styleSheets.length; i < iMax; i++)
{
	var styleSheet = styleSheets[i];

	alert(styleSheet.href);
}

このサンプルは こちら

この href プロパティを変更してやれば動的に CSS を読み込みに行き、結果的に変更できる。ただし Opera ではこの手法は使えないので、選択したスタイルシートをクッキーやクエリに憶えさせておき、リロード時に LINK 要素を動的に生成する事で対応するのが一般的な模様。

さらに、個々の CSS ルールを知るには以下のようにする。

var styleSheets = document.styleSheets;
var report = "";

for (var i = 0, iMax = styleSheets.length; i < iMax; i++)
{
	var styleSheet = styleSheets[i];
	var rules = styleSheet.rules || styleSheet.cssRules;
	
	// ファイルを取得
	report += "[" + styleSheet.href + "]" + "\n";
	
	for (var j = 0, jMax = rules.length; j < jMax; j++)
	{
		var rule = rules[j];
		var styles = rule.style;
		
		// セレクタを取得
		report += "[" + rule.selectorText + "]" + "\n";

		// プロパティ : 値 を取得
		for (var property in styles)
		{
			var value = styles[property];
			
			// 値がなければ省略
			if (value == "")
			{
				continue;
			}

			report += property + ":" + value + "\n";
		}
	}
}

// ウィンドウが大きすぎた場合 F4 で閉じる
alert(report);

サンプルは こちら処理が重いので注意!

今週のRO

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dis が無言でカンカン。カンカンする度に頭に生えた角が点滅する。もしやと思えば +7 シャープヘッドギアなんて作っていた。本命が折れてしまいやけになってやったらしい。この子は大物になりそうだ。借金を見逃してくれたらもっと大物になれるのだが…。
shg.jpg

古城で彷徨う犬が倒れていた。何度も何度も。健気。
inu.jpg

ものすごく久しぶりにイルファ ――― コジなのだがそうと呼ぶと怒られる ――― が来た。いつの間にかクリ騎士になっている。とは言っても彼女の場合、"いつの間に" は "いつもの事" だが…。カウに逢ってハゲと呼んでやりたいと言っていた。仕事でまたストレス溜まったのだろうか。
d.jpg

歯ブラシ

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歯ブラシがいい加減くたびれていて買い換えようと思っていても、ついつい先延ばしにしてしまう。柄でもぽっきり行けば「大往生したなぁ」と買い替える気になるのだが、ブラシ部分がしんなりした程度では「まだお前は頑張れる!」となる。誰が悪いわけでもない、自分の稼ぎが悪いのだ。

そうやって毎日頑張ってくれていた歯ブラシさんが、本当にポッキリ逝ってしまわれた。歯ブラシ立てから取り出す時は垂直に持ち上げるところを、不完全な状態で手前に引っ掛けてしまったのだ。図で説明するとこうなる。
brush.png

こうして新しく購入した歯ブラシがこの ソラデー3。名前だけ聞くとふざけたトイレの芳香剤のようだが、実はすごい仕組みを持っている。取っ手部分にソーラーパネルが仕込んであり、ブラシ部分の半導体で発生した電子が歯垢を除去する。まるで半導体工場の電解イオン水でウエハを洗浄する工程をブラッシングに流用したような、かなり本格的な物である。

実際の使用感というと、がっかりした事に普通の歯ブラシと変わりはなかった。ソーラーパネルと言う言葉にうまく乗せられた気もする。だが、取っ手に埋め込まれたソーラーパネルは、ブラッシングをする者の心を捕らえて離さない何かがあるのも確かだ。子供たちの夏休みの工作が、屋根いっぱいにソラデーを乗せたソーラーカー、なんて時代が来るのかもしれない。

書き直し

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Dr.blog で頂いたテンプレートだが、文章構造やCSSが少しばかりいじり難かったので、デザインはそのままで全て書き直すことにした。

CSS でレイアウトをするのはあまり経験がなかったので、基本に戻り練習してみる。以下の簡単な文章を用意し、ヘッダ・フッタ・メニュー・本文のレイアウトを考えてみる。


<html>
	<body>
		<h1>ヘッダー</h1>

		<ul>
			<li>ここにお品書き1</li>
			<li>ここにお品書き2</li>
			<li>ここにお品書き3</li>
		</ul>

		<p>
			ここに本文
		</p>

		<address>
			著作権表示
		</address>
	</body>
</html>

H1 要素がヘッダー、UL 要素がメニュー、P 要素が本文、ADDRESS 要素がフッターと考える。これらは全てブロック要素なので、いかにこのブロックを積み上げるかでレイアウトを決めていくのだ。


*
{
	margin: 0;
	padding: 0;
}

h1
{
	text-align: center;
	
	background-color: #E0F0FF;
}

ul
{
	float: left;
	width: 30%;

	background-color: #FFFFE0;
}

p
{
	float: left;
	width: 70%;

	background-color: #F0FFF0;
}

address
{
	clear: left;

	background-color: #FFF0F0;
}

こうすると以下のようになる。
よくある2カラムのスタイルだ。
2colum.png
メニューと本文の左右を入れ替えたければ P 要素と UL 要素の回り込みを float: left; から float: right; とし、ADDRESS 要素の回り込み解除を clear: left; から clear: right; とするだけでいい。

また、お品書きをヘッダの下へ横一列に並べて、その下に本文としたい場合は以下のようにする。


*
{
	margin: 0;
	padding: 0;
}

h1
{
	text-align: center;
	
	background-color: #E0F0FF;
}

ul
{
	background-color: #FFFFE0;
}

ul li
{
	float: left;

	background-color: #FFFFF0;
	
	list-style-type: none;
	list-style-position: outside;
}

p
{
	clear: both;

	background-color: #F0FFF0;
}

address
{
	background-color: #FFF0F0;
}

flat.png

文章構造をいじる事なく、CSS 一つ変更するだけで見た目が大きく変わる。CSS とはやればやるほど実に面白い物だ。

殴り

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殴りプリで初めてPTを組んで遊ぶ。
ソロとは違いとにかくSPが足りない。
気を抜くと速度増加が切れ、全員とぼとぼ歩きとなり見ていて悲しい。
そういう時は会話で味方の足を止め、SPを稼ぐのだ。

1時間ほど、もう少しプレイしたかったので
暇そうなお犬さんを捕まえてアマツに行く。
ニンジャで全滅する。
一旦木綿にスマキにされる。
鉄砲を追いかけすぎてホロンに飲み込まれる。

amatsu.jpg

忙しさの影に、新鮮ではないがまた新しい楽しさを感じた。
朝の目玉焼きをいつもの醤油ではなく、塩コショウで食べた時の、あの感じ。
目玉焼きはいつだってウマいのだ。

お葬式

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地元には有線放送があり、週に一度おくやみ放送で亡くなられた方をお知らせする。
夏になると大往生を遂げられる方が多くなるそうな。
言われて見ればなるほど、うちの家系も全員夏だ。

一昔前、お世話になった方のお葬式に参列する機会があった。
小雨の降りしきる中でご焼香の順番を待っていた時の事。
5・6歳ぐらいの子供と若い母親らしき女性が前に並んでいたのだが、
仏前に来て突然子供が、「なんでタマゴふりかけかけるの?」と言い出した。
ご焼香に使う抹香がタマゴふりかけに見える、そう言っているのだ。

「これから焼香するけど抹香とふりかけどっちがいい?」
棺桶に入りながら、そんなセレクティブな質問を受ける機会があれば
ふりかけで、できればサケで、と答えたい。
おいしそうな香りがただようお葬式も、
世に一つはあってもいいのではないだろうか。
そこにはビジネスの可能性もまた秘められている気がする。

マッコウクジラのマッコウは、抹香が語源だと言う。INT+1

夏の宵

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RO のギルドメンバーで、焼き鳥屋をされている方が居る。
彼が主に遊ぶゲーム上の職業は聖職者なのだが、夜の顔が焼き鳥を焼く気のいいお兄さんなんて、卑怯なほど面白い。
贖罪羊ならぬ、食用ニワトリは彼の御手において、ちぎっては焼かれ、ちぎっては焼かれるのだ。ああ、なんて冒涜的で、そして背徳的なのだろう…。

神は初めに屋台と鉄板とポータブル発電機をお作りになられた。
鉄板は油にまみれ、ツボは冷たいタレが満ち、
屋台と参拝道は大人と子供で埋め尽くされた。
それを見て神はよしとされた。

そして神はこうおっしゃられた。
「ニワトリあれ!」
最初の一本、ヤキトリがあった。
それを見て神はよしとされた。

ヤキトリは甘栗とタイヤキとたこ焼きの全てに打ち勝った。
金魚すくいは無理だった。
それでも祭りは終わりへと導かれた。
神のお住まいに似せてつくられた屋台は、
何個すくっても貰えるのは1個で変わるのは大きさだけのスーパーボールすくいという名で呼ばれ、まだまだ混沌としていた。

これが第一の日である。

そこを通れば、きっと財布が緩むに違いない。

Web アプリケーションなどで Explorer ライクにディレクトリを選択できると、ものすごく使いやすい、と思うのだ。全てを展開して表示させると取得に時間が掛かるだの、サブ ディレクトリが一杯あると表示欄がえらい事になるだの、あまり嬉しくない。

そこで以下のような サンプル を作ってみた。
list.png

やり方は非常に簡単で、セッション変数に展開済みのパスを保存し、ルート ディレクトリから順に展開済みのディレクトリがなくなるまで嘗め回してやるだけ。本来こういう UI については、Ajax でやると非常にクールでかっこよいのだが…。

雷と水上置換法

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夕方から振っていた雨が夜半になり雷雨となった。
庭を流れる雨の川を見るのは好きだ。
特に少し肌寒い程度で手にお茶を、おやつにプリンがあればもっと良い。

プリンといえば昔やった実験を思い出す。
電解質を含んだ水に電極を落とし、そこへ電流を流すと水素が発生するという実験、電気分解という奴だ。当時中学生でそれを学んだ自分は、水素というなんとも子供心をくすぐる未知の気体が、普段慣れ親しんだ水から得られるという行為をいたく気に入り、家でもそれをやりたくてたまらなかった。

親の目を盗んでサラダボウルと食塩、プッチンプリンを持ち出し、使わなくなったACアダプタを用意する。
理科の実験では水酸化ナトリウムを用いたが、普通の家庭にそんなものがある訳もない。塩、つまり塩化ナトリウムはそれ自体電気を通さないが、水溶液にすると伝導体となる。これで代用とするのだ。
ACアダプタは安定化電源の代わりだ。出力は9Vの物だったと思う。恐らくファミコンのではなかろうか。DCジャック側をばっさり切断し、銅線をむき出しにする。これで電極と電源の完成となる。
プッチンプリンは、水素の集まり具合を見ながら優雅に食べよう、と持ってきたのではない。この空容器を水上置換の受け皿に用いて水素を集めようという寸法だ。しかしなぜプッチンプリンなのか。その理由はこのプッチン部分にある。水素は空気より軽いので当然上に集まる。そこでこのプッチンを折り、酸素と混合させて爆発させようという試みである。まさかグリコの設計者もこんな使われ方をするとは思っても見なかっただろう。

こうして準備は整った。電極を、今や魔法の電解液となった島根の水道水へ突っ込む。陰極側からわずかにだが気泡が出てきた。やった、水素だ。しかし反対から出てくる謎の黒い、藻のような物が出ている。これが人体に有害である塩素であると知ったのは、後日理科の先生に聞いてからの事だった。それまで幾度、塩素入りサラダボウルを使った事か。もしかすると塩素は思ったよりカラダに悪くないのでは?とも思う。思いたい。実験では見なかった謎の物体を不思議に思いつつ、30分もしてようやく容器の半分ぐらいまで気体が溜まった。

集めたら、次は当然爆発だ。爆発は燃焼のすごいバージョンなのだから、火が要る。額に入れただけで爆発するのは芸術だけだ。容器を傾けないように、炎を近づけつつプッチンを折る。甲高い破裂音と共に宙を舞うプリンの容器。まさか飛ぶとは思わなかった。

これには度肝を抜かれた自分は、科学の恐ろしさを痛感したのだった。もし自分の将来が1943年のロスアラモスの研究員だとしたら、この時の経験を元に決して原爆など作らなかっただろう。プリン一つで変わる歴史もあるのだ。